西目屋村
印刷する西目屋村は、青森県津軽地方の南西部に位置する。岩木川が流れ、東西に袋谷をなしている。東北は弘前市、西は深浦町、鰺ヶ沢町に接し、南は白神山地の尾根筋で秋田県と接している。
県道岩崎・西目屋・弘前線が岩木川に並行して村のほぼ中央を通り、県道西目屋二ツ井線が秋田県藤里町へつながる。冬期間はいずれも白神山地方面が閉鎖される。
大部分が山地であり、木材を産する。「津軽富士」と呼ばれる岩木山の南麓に位置しており、リ ンゴの里としても知られている。
1959(昭和34)に目屋渓谷に目屋ダムが完成し、洪水調節、発電用として利用されている。ダム湖は美山湖と命名され目屋渓谷の中心的観光地となっている。美山湖に流入する暗門川の上流に暗門の滝があり、村域西部は赤石渓流暗門の滝県立自然公園に指定されている。白神山地の大部分は世界遺産核心地域あたり入山制限されているが、暗門の滝を中心に誰でも気軽に世界遺産に触れることのできる緩衝地帯が広がる。
豊富な湯量を誇る大秋温泉、村いちの温泉、白沢温泉が湧き、日帰り入浴施設や滞在型温泉宿泊施設がある他、ホテル、キャンプ場、コンドミニアム等の宿泊施設があり、白神山地探勝のレジャー基地としても適している。この他、フィッシングやカヌー、山菜・キノコ狩り等のアウトドアが楽しめる。