古河市
印刷する古河市は、関東平野のほぼ中央、茨城県の西端に位置し、西は埼玉県久喜市、加須市、北は栃木県小山市、栃木市、野木町、東は結城市、八千代町、南は五霞町・境町・坂東市と接する。関東平野の中心を占め、猿島台地の西端部と渡良瀬川、利根川の低湿地をもつ。ほぼ全域にわたって平坦な地形である。
JR東北本線、国道4号と125号、354号が通じる。
産業構造は、農・商・工のバランスの良さが特徴的である。特に農業は近郊農業が盛んであり、稲作をはじめ多様な農産物が生産されている。
市街は室町時代に足利成氏が古河公方と称して関東に勢力を振るっていたときに整えられた。江戸時代には土井氏をはじめとする徳川譜代大名の城下町として、さらには奥州・日光街道の宿場町として栄えたため、歴史の跡をたどる史跡に恵まれる。
水との関わりの深い土地柄でもあり、市内を渡良瀬川や利根川が流れ、豊かな自然にも恵まれている。また、市の北西に広がる渡良瀬遊水地は自然の宝庫で、ヨシの茂みや湿地が多く、野鳥やトンボ、チョウなどの生息地となっている。
観光資源一覧
古河公方公園(古河総合公園) (茨城県 古河市 )
JR東北本線古河駅より南へ約2km、渡良瀬川の東岸にある。 1972(昭和47)年に「古河公方館跡*を中心に残されている美しい自然を保存し市民のレクリエーションの場所」とするという構想案がまとまり、1975(昭和50)年、古河総合公園として、一部開園。その後、桃林*、大賀ハスの移植、御所沼の復元*や管理棟・カフェテラスなどの整備を...
古河堤灯竿もみまつり (茨城県 古河市 )
毎年12月の第一土曜日、JR宇都宮線古河駅前に高さ約10mの矢来を組んだ会場を設け、市内の自治会などのグループがそれぞれ20m近い竹竿の先に提灯をつけ集まり、激しく揉み合い相手の提灯の火を消し合う祭り。 この祭りの起源は、江戸時代は古河藩領であった野木神社(現在は栃木県野木町)*の神官が、神鉾を奉じ11月27日から神領である八...
渡良瀬遊水地 (栃木県 栃木市・小山市・野木町 / 茨城県 古河市 / 群馬県 邑楽郡板倉町 / 埼玉県 加須市 )
栃木、群馬、埼玉、茨城4県の県境にまたがる日本で最大の遊水地であり、渡良瀬川、巴波川、思川に沿って広がり、その洪水流を受け入れることで遊水地周辺の河川水位を下げるとともに、下流へ流す流量を減らし、利根川の氾濫を防止するという治水上の重要な役割を果たしている。 当地は、関東平野で一番の低地で、水がたまりやすい地形であ...