みなかみ町
印刷するみなかみ町は、群馬県の最北に位置し、北は新潟県魚沼市、南魚沼市、西は新潟県湯沢町に接する。谷川岳・三国山の麓、利根川の源流域であり、「関東の水瓶」とも称される。水上温泉郷、湯宿温泉、猿ヶ京温泉などの温泉地や、谷川岳、仙ノ倉山など新潟県境にそびえる山々は上信越高原国立公園に属する。
主な産業は農業と観光業で、農業ではリンゴ、シイタケ、コンニャクなどの栽培が盛んである。
観光での見どころとしては、谷川岳の一ノ倉沢・マチガ沢に代表されるような国内第一級の山岳地や、ブナ原生林に囲まれた奥利根湖などの大自然がある。夏には清らかな水が流れホタルが舞う美しい田園風景やラフティング・カヌーなどアウトドアスポーツが満喫でき、秋は諏訪峡や照葉峡などで見事な紅葉が楽しめる。町内各地で湧き出る豊富な温泉は、群馬を代表する温泉地・水上温泉をはじめ、民話の里で知られる猿ヶ京温泉、古くからの湯治場でもあった上牧温泉など18の温泉があり様々な泉質が楽しめる。
観光資源一覧
武尊山 (群馬県 川場村 / 群馬県 みなかみ町 / 群馬県 片品村 )
群馬県北部にそびえるコニーデ型火山*。みなかみ町と片品村、川場村の境界に位置し、標高2,158mの沖武尊が主峰である。 山の名は日本武尊(やまとたけるのみこと)*の故事にちなんでついたといわれ、沖武尊山頂と前武尊に日本武尊の銅像が立っている。北アルプスの穂高岳と「ほたか」の発音がおなじため、上州武尊(じょうしゅうほたか...
谷川岳 (群馬県 みなかみ町 / 新潟県 湯沢町 )
群馬・新潟の県境にある谷川岳は標高1,977m、オキノ耳とトマノ耳*の2つのピークを持つ。 太平洋側と日本海側を分ける脊梁山脈にあたり、北西の季節風が吹きつける豪雪地域である。そのため、新潟県側は穏やかだが、群馬県側は雪崩による浸食作用のため荒々しい山相をなし、東側斜面にはマチガ沢・一ノ倉沢・幽ノ沢などの急峻な谷が湯桧曽...
宝川温泉 (群馬県 みなかみ町 )
藤原湖北端から、利根川の支流宝川を1kmさかのぼった所にある。湯は宿の庭の中を流れていく宝川の渓畔に湧き、毎分1,800リットルの湧出量を誇る。川の両岸の露天風呂は4つあり、1つは婦人専用、総面積470畳の広さ。旅館は山峡の一軒宿。 大正時代に湯治場として宿泊施設が作られ、1945(昭和20)年以降、周辺のダム開発で道路と電気が通っ...
矢木沢ダム (群馬県 みなかみ町 )
みなかみ町の利根川最上流部に位置するダムと湖。1967(昭和42)年完成の矢木沢ダムによりできたのが人造湖の奥利根湖で、洞元・藤原と続く奥利根三湖の一番上流にあり、三湖中最大の湖。 主ダム部はアーチ式コンクリートで、堤高131m、堤頂長352m。洪水吐き部は重力式コンクリート、透水層止水対策部はロックフィル式と、3タイプで構成さ...
法師温泉 (群馬県 みなかみ町 )
三国峠の南麓、赤谷川支流の西川に沿った原生林の中にある。弘法大師の開湯と伝わる古い温泉で、宿は1軒。西川の流れをはさんで両岸に建物があり、ガッシリとした湯治場風の造りや、野趣に富んだ大浴場に独特の風情がある。 湯は43度のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。川床に設けられた木造の大浴場は、浴槽の下から湧出する2源泉を...
照葉峡 (群馬県 みなかみ町 )
利根川の上流部、湯ノ小屋沢川に大小11の滝がおよそ5kmにわたって点在する。滝の名前は俳人 水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)*が命名したもので、「山彦(やまひこ)の滝」、「翡翠(ひすい)の滝」、「木精(こだま)の滝」など。奥利根ゆけむり街道(県道63号線)の湯の小屋温泉から上流部にかけての道路沿いであるが、駐車場や散策道...