越前町
印刷する越前町は、福井県中西部に位置し、西は日本海に面し、東は鯖江市、南は越前市、南越前町、北は福井市に接する。町の大半は丹生山地に属し、全体的に標高が高く沿岸部から北部にかけて山々が連なっている。東部に広がる越前平野を除けば、中央部の織田盆地や宮崎盆地などに小規模な平地を残すのみで耕地面積は少ない。
海岸部を国道305号が走るほか国道365号、417号が通じる。
産業は、地域特性を活かした農林水産業や越前焼に代表される伝統・地場産業が地域に根付いている。
観光も基幹産業のひとつで、越前海岸に並ぶ海岸段丘、切り立った断崖をもつ男性的な海岸美は、越前加賀海岸国定公園中の代表的な景観の一つである。初冬、段丘面に咲き乱れるスイセンは県花に指定されている。
「越前陶芸村」、「織田 劔神社」のほか、特に食では全国的に知られる越前ガニ及び越前ウニの産地として知られており、多くの観光客が訪れる。
観光資源一覧
写真提供:一般社団法人越前町観光連盟
越前がに料理 (福井県 越前町 / 福井県 坂井市 / 他 他 )
福井県では、越前町、三国町、敦賀市、小浜市の4つの港で、2019(平成31・令和元)年、404tが水揚げされた。そのうち73%が越前町で、同町では小型底引き網漁船を40隻以上保有する。小型船の場合、1時間ほどの航行のすぐ前の越前沖が漁場となる。漁場の地形が100m~、150m~、200m~、と段々畑のようになっていて、カニや魚にとって生息しや...

越前陶芸村 (福井県 越前町 )
越前焼*の歴史は、約850年前の平安時代にさかのぼる。室町時代後期に、日本海沿岸を流通圏に収め、生産は最盛期を迎えた。しかし、明治末から大正時代にかけて窯元の廃業が相次ぎ、絶滅に瀕した。 再び注目されるようになったのは戦後で、越前焼は「日本六古窯*」の一つになり、越前焼産地の拠点として、1971(昭和46)年に越前陶芸村が...