国頭村は、沖縄本島の最北端に位置し、東は太平洋、西は東シナ海に面し、村土の大部分が山林原野で占められている。村の中央部には、本島最高峰の与那覇岳をはじめ伊湯岳、西銘岳などの山々が縦走し、これらを分水嶺として西海岸へ比地川、与那川、辺野喜川、東海岸へは奥川、楚洲川、安田川、安波川などが流れている。
 こうした自然資源に加えて、沖縄島最北端の辺戸岬をはじめ、東海岸・西海岸ともに景観に恵まれている。また、国有林等にはノグチゲラ、ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネ等、国指定天然記念物が生息している。

観光資源一覧

やんばるの森の写真

写真提供:やんばる学びの森

やんばるの森 (沖縄県 国頭村 / 沖縄県 大宜味村 / 沖縄県 東村 )

沖縄島北部の国頭村、大宜味村、東村を含む通称「やんばる」地域。「山々が連なり森の広がる地域」を意味するこのエリアは、世界的にも貴重な自然の宝庫である。森林率が80%以上で、南北約23km、東西約12kmの日本の総面積のわずか0.1%の範囲の中に、多くの固有動植物、稀少動植物が生息している。2016(平成28)年には、やんばるの陸地と海...

比地大滝の写真

比地大滝 (沖縄県 国頭村 )

比地川の中流にある、沖縄本島最大の落差25.7mを誇る滝。比地大滝キャンプ場入口を通り、遊歩道を約40分(約1.5km)歩くと滝に到着する。途中にはヒカゲヘゴやイタジイなど、やんばる(沖縄本島北部)特有の木々が茂る亜熱帯の森が広がり、比地川も流れている。蝶やトカゲ、カエル、鳥など、やんばるの森の住人たちに会えることも多い。

オクマビーチの写真

写真提供:オクマビーチ

オクマビーチ (沖縄県 国頭村 )

沖縄本島北端の国頭村の西海岸、赤丸岬の南側にほぼ一直線に約1km続く浜。砂は天然の白砂で、きめ細かい。道路をはさんで、オクマ プライベートビーチ & リゾートが広がっている。この一帯はかつて米軍の保養施設だったが、その一部が1977(昭和52)年に返還され、翌年リゾートホテルが開業。約10万m2の敷地にさまざまなタイプの...

辺戸岬の写真

辺戸岬 (沖縄県 国頭村 )

沖縄本島の最北端に位置し、鋭くそそり立つ断崖に、太平洋と東シナ海の両大海の波が砕ける様子を望む景勝地。ダイナミックな海岸景観や聖地安須森はもとより、晴れていれば水平線上に鹿児島県最南端の与論島を望むこともできる。戦後のアメリカ統治下において、本土復帰を願って「かがり火集会」が行われた地でもあり、祖国復帰闘争記念碑が...