豊後大野市
印刷する豊後大野市は、大分県の南西部、大野川の中・上流域に位置し、東部は大峠山、佩楯山、西部は阿蘇外輪山のすそ野、北部は神角寺・鎧ヶ岳、南は祖母・傾山、三国峠により囲まれ、盆地状をなしている。四季を通じておおむね温暖で、古くから農業を基幹産業として発展してきた。
市内には、原尻の滝、沈堕の滝、稲積水中鍾乳洞などの自然資源、菅尾磨崖仏、犬飼石仏、御嶽神楽などの人文資源を有する。
観光資源一覧
祖母山 (大分県 豊後大野市 / 大分県 竹田市 / 宮崎県 高千穂町 )
大分・宮崎県境にそびえる標高1,756mの山。祖母傾山系の主峰であり、急峻な山相が特徴。火山活動によって形成された山であるため巨大な岩石が随所に見られる。ブナ・モミ・アカマツなどの原生林におおわれ、特別天然記念物に指定されているニホンカモシカや、イワナ、ムササビなどが生息する。祖母山周辺は銅や錫、マンガン、水晶など、鉱物...
普光寺磨崖仏 (大分県 豊後大野市 )
大野川北岸にある普光寺の境内にある磨崖仏。ひときわ目立つのが、垂直の岩壁に彫られた不動明王で、偏平な彫りだが、高さ12mもの巨像である。左右に従えているのは、左がせいたか童子、右がこんがら童子。いずれも鎌倉時代の作といわれている。この像より少し奥まった2つの岩窟にも石仏や磨崖仏があるが、剥落が著しい。 境内に植えられ...
原尻の滝 (大分県 豊後大野市 )
大野川の支流・緒方川にかかる幅120m、高さ20mの滝。ゆるやかに弧を描く岩壁を豊かな水流が落下する雄大・華麗な瀑布で、その景観から、「大分ナイヤガラ」の別名もある。この岩は、約9万年前に阿蘇山の火山活動によって生まれた溶結凝灰岩でできており、火砕流が冷えて固まる際にできた柱状節理もみられ、「おおいた豊後大野ジオパーク」のジ...