所沢市
印刷する所沢市は、埼玉県の南西部に位置し、南は武蔵村山市、東大和市、東村山市、清瀬市、瑞穂町に接する。
武蔵野台地のほぼ中央にあり、南西部には狭山丘陵が狭山湖を中心として広がるほか、北東部には平地林などの残る三富地域が広がる。 南部には柳瀬川、中央部には東川が流れ、西から東に向かって丘陵から台地へと変化する地形となっている。
江戸時代には、江戸と秩父を結ぶ秩父巡拝道が開かれ、鎌倉街道と交差する地点に宿場町が形成され、東西南北に延びる主要道路の中継地、物資の集散地としての役割を担ってきた。明治時代末期には日本で最初の飛行場が整備され、大正時代に武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)が開通すると、所沢駅の西側を中心に市街地が拡大した。高度成長期以降、特に都市化が進んだ。
農業では、露地野菜、永年性の茶・果樹などの作物といった農業が盛んである。工業では電気機器、一般機器、食品などの工場が多い。
「狭山湖」、「所沢航空発祥記念館」、「西武ドーム」、「西武園ゆうえんち」などには、多くのレジャー客が訪れる。
観光資源一覧
所沢航空記念公園 (埼玉県 所沢市 )
1911(明治44)年に日本最初の飛行場が所沢に建設され、その年この地で徳川日野両大尉が初飛行に成功した。ここには、幅50m、長さ400mの滑走路と格納庫や気象観測所を備え、のちに陸軍飛行学校を創設。飛行機の研究やパイロットの訓練などを行い、1945(昭和20)年までわが国の航空技術の発展に寄与した。戦後米軍の占領下におかれたが、1982...
三富新田 (埼玉県 所沢市 / 埼玉県 三芳町 )
東武東上線鶴瀬駅からバス15分、あるいは西武池袋線・新宿線所沢駅からバス18分。三富とは、上富、中富、下富をいい、現在の行政では三芳町と所沢市の区域にまたがる。1694~96(元禄7~9)年に川越藩主柳沢吉保の命により開拓が行われた約1,400haに及ぶ畑作新田村である。 吉保は、川越城から三里南の「地蔵林」を拠点とし、東西33町、南...