所沢航空記念公園
1911(明治44)年に日本最初の飛行場が所沢に建設され、その年この地で徳川日野両大尉が初飛行に成功した。ここには、幅50m、長さ400mの滑走路と格納庫や気象観測所を備え、のちに陸軍飛行学校を創設。飛行機の研究やパイロットの訓練などを行い、1945(昭和20)年までわが国の航空技術の発展に寄与した。戦後米軍の占領下におかれたが、1982(昭和57)年までに約7割が返還された。残り3割は米軍の通信基地として存続している。
跡地には、野球場、テニスコートなど各種の運動場、こども広場、四季折々の花木などを含む、埼玉県立所沢航空記念公園が1978(昭和53)年に開園した。
跡地には、野球場、テニスコートなど各種の運動場、こども広場、四季折々の花木などを含む、埼玉県立所沢航空記念公園が1978(昭和53)年に開園した。
みどころ
航空公園駅前にYS11中型旅客機が、公園内にはC-46 中型輸送機が展示されている。さらに初飛行したときの滑走路が当時のままではないが理解できるよう紹介されている。1993(平成5)年、所沢航空発祥記念館が開館し、日本初の国産軍用機など、実物航空機の展示をはじめとして、飛行の原理、飛行機の構造や歴史の説明があり、フライトシミュレーターで操縦体験をすることもできる。
航空機関連を目的に訪れる人は、航空公園駅で下車し、すぐ近くに出迎える実物のYSを見ながら、航空記念公園に入り、1911(明治44)年時の滑走路をたどりながらC-46の前へ。気分が高まったところで航空発祥記念館へ。十分に満足した後は、公園内の花木の中を散策しながら、少年航空兵、木村・徳田中尉、フォール大佐の像をみることを勧める。
航空関連の施設よりも数倍の広い公園になっていて、子供たちがのびのびと運動したり自由に動き回ったりすることができるので、いつも多くの家族で賑わっている。四季の花々もきれいに咲き誇っている。(溝尾 良隆)
航空機関連を目的に訪れる人は、航空公園駅で下車し、すぐ近くに出迎える実物のYSを見ながら、航空記念公園に入り、1911(明治44)年時の滑走路をたどりながらC-46の前へ。気分が高まったところで航空発祥記念館へ。十分に満足した後は、公園内の花木の中を散策しながら、少年航空兵、木村・徳田中尉、フォール大佐の像をみることを勧める。
航空関連の施設よりも数倍の広い公園になっていて、子供たちがのびのびと運動したり自由に動き回ったりすることができるので、いつも多くの家族で賑わっている。四季の花々もきれいに咲き誇っている。(溝尾 良隆)
関連リンク | 所沢航空記念公園(公益財団法人埼玉県公園緑地協会)(WEBサイト) |
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参考文献 |
所沢航空記念公園(公益財団法人埼玉県公園緑地協会)(WEBサイト) パンフレット「所沢航空記念公園」 パンフレット「所沢航空発祥記念館」 パンフレット「所沢飛行場ものがたり」 『埼玉県の歴史散歩』山川出版社、2005年 |
2020年04月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。