大濠公園おおほりこうえん

福岡市のほぼ中央、福岡城跡の西に立地。黒田長政が福岡城を築城する折、城の外堀として利用した博多湾の入江を、昭和初期に県営公園としたもの。総面積約39万8,000m2のうち、半分以上の約22万6,000m2を池が占める水の公園で、池畔には柳・ツツジが植えられ、中の島には観月橋が架かり、ボートが浮かぶ。池の周辺には約2kmの周遊道がめぐり、野鳥の森、児童遊園、能楽堂、日本庭園などがある。
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みどころ

都市景観の中に突如現れる広大な大濠公園の風景は爽快感がある。市民の憩いの場であり、平日・休日問わず、多くの人が公園内で過ごす姿を見られる。とくに池の周囲を取り囲む周遊道は市民ランナーに人気であり、旅先でランニングを楽しむ〝旅ラン〟好きにとっても憧れの場所になっている。
 池の南にある日本庭園は、大濠公園開園50周年を記念して1984(昭和59)年に造られた築山林泉廻遊式の庭園。背後に築山を配した「大池泉庭」を主庭とし、数寄屋造りの茶室、枯山水の庭、これらをめぐるように園路が配されている。趣の異なる滝や石組みが秀逸で、伝統的な作庭技法の粋を集めて造られながら、全体としてすっきりと端正な近代的な美しさを感じる。
関連リンク Ohori Park 大濠公園(WEBサイト)
参考文献 Ohori Park 大濠公園(WEBサイト)
大濠公園 日本庭園(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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