北九州市立いのちのたび博物館きたきゅうしゅうしりついのちのたびはくぶつかん

「いのちのたび」をコンセプトに、生命の進化の道筋と人の歴史を展示解説する博物館。大きく自然史ゾーンと歴史ゾーンに分かれる。
 自然史ゾーンでは、地球誕生から生命進化の歴史、現代にいたるまでの壮大な流れを、恐竜の骨格標本をはじめ、さまざまな実物標本や映像資料などを使ってわかりやすく展示する。
 ほかにも北九州の地質や地形、自然環境などを紹介する「自然発見館」や、歴史ゾーンの北九州が中国大陸や朝鮮半島との交流に役割を果たしてきた歴史を解説する「テーマ館」など、この地域に関する展示も充実している。
#

みどころ

館内に入ってもっとも驚くのが多数の恐竜などの骨格群。ティラノサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルスなど、その巨大さと数に圧倒されるが、貴重さにも注目して見学したい。5,000万年前のブロントテリウムの骨格標本は実物化石を使ったもので大変貴重。また、全長3.8mの世界最大の化石シーラカンス・マウソニアは世界唯一の復元骨格である。甲虫や貝などの実物標本も見応えがある。
 また、これまでスペースワールドで展示されていた、アポロ12号が持ち帰った月の石も2018(平成30)年12月から当館で展示されており、合わせて見ておきたい。