如法寺
如法寺は、大洲市冨士山(とみすやま)の中腹にある臨済宗の古刹で、もともと室町時代に喜多郡の領主・宇都宮氏によって創立された寺であった。その後、廃寺となったが、大洲藩2代藩主 加藤泰興(かとうやすおき)の命により開かれた寺院で、1669(寛文9)年、深く帰依した高名な禅僧 盤珪(ばんけい)禅師を招いて如法寺を開山した。当初、境内には仏殿、輪蔵、方丈、庫裏など数多くの建造物があったが、数度の火災で仏殿以外の建物が消失し、その後、数棟が再建され、現在に至っている。
如法寺には、大洲藩主加藤家の墓所があり、2~5代、7代、9代、12代の墓がある。参道両側の老杉や山門・鐘楼・禅堂などの大伽藍が往時を偲ばせ、広い境内も閑静で、禅寺らしい雰囲気が漂っている。
如法寺には、大洲藩主加藤家の墓所があり、2~5代、7代、9代、12代の墓がある。参道両側の老杉や山門・鐘楼・禅堂などの大伽藍が往時を偲ばせ、広い境内も閑静で、禅寺らしい雰囲気が漂っている。
みどころ
数度の火災でも消失を免れた仏殿は、創建当初の形態が保たれており、近世禅宗仏殿を代表する遺構として、1992(平成4)年に国の重要文化財に指定されている。
このほか、寺院内には地蔵堂地蔵菩薩像、絹本著色釈迦三尊像、加藤泰興着用の甲冑、盤珪禅師の書画などが多数ある。
また、方丈裏には江戸中期の作といわれる池泉鑑賞式庭園があり、睡蓮の花に彩られた不生池が静謐な趣をたたえている。
このほか、寺院内には地蔵堂地蔵菩薩像、絹本著色釈迦三尊像、加藤泰興着用の甲冑、盤珪禅師の書画などが多数ある。
また、方丈裏には江戸中期の作といわれる池泉鑑賞式庭園があり、睡蓮の花に彩られた不生池が静謐な趣をたたえている。
補足情報
*播磨(姫路)龍門寺、江戸(東京)光林寺とともに盤珪禅師の三大道場に数えられる寺院とされている。
関連リンク | 如法寺仏殿(WEBサイト) |
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参考文献 |
如法寺仏殿(WEBサイト) 大洲市(WEBサイト) |
2022年11月現在
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