笹ヶ峰ささがみね

標高1,860m、愛媛県西条市と高知県いの町の境に位置し、笹ヶ峰から瓶ヶ森、石鎚山に続く尾根の姿は秀麗で「伊予の三名山」と呼ばれており、これらの石鎚山系は四国の背梁山地を形成している。メインの登山口である笹ヶ峰西条側登山口まではマイカーでアクセスすることができる。
 日本二百名山および四国百名山の一つに数えられ、山名はなだらかな曲線を描いた亀の甲に似た姿の山頂部が一面のイブキザサ に覆われていることに由来しており、男性的な石鎚山とは対照的である。
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みどころ

山頂から西側には石鎚山、北側に瀬戸内海、南側には幾重にも重なる山々の向こうに太平洋へと続く土佐湾を眺望することができる。
迫力のある中上級者向け登山として、西条市藤之石の国道194号下津池から吉居集落分岐を直進する登山コースが一般的であるが、過去に夏季・冬季を問わず、疲労や転落・滑落による遭難事故が多数発生している。
 このため、体力に自信のない方、装備が不十分な方は登山を控えることをはじめ、初心者や単独、無計画等の軽率な登山は厳に慎まれるとともに、ガイドや熟練者との同行が求められている。