石鎚神社いしづちじんじゃ

石鎚神社は日本七霊山の一つ石鎚山を神体山(神しずまります山)とする神社。山麓にたつ口之宮本社(くちのみやほんしゃ)、石鎚山中腹(7合目)の中宮成就社(ちゅうぐうじょうじゅしゃ)と土小屋遥拝殿(つちごやようはいでん)、石鎚山頂の奥宮頂上社(おくのみやちょうじょうしゃ)の4社を総称したものである。
 祭神は石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)で、飛鳥時代(685(天武天皇14)年)に役小角(えんのおづぬ)が石鎚山を開いたことに始まる。中世以降は神仏混交の山岳修行道場として栄えた。諸願成就の神様で知られているが、特に家内安全・厄除開運・当病平癒の神として篤い信仰を受けている。
 緑豊かで閑静な神域(境内地)には石鎚神社会館が立地しており、主に石鎚神社・本教の行事・祭事での利用、一般の催し物や会合、一年のうちで最も賑わう7月のお山開き大祭には宿泊・食事・休憩などにも利用されている。
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みどころ

成就社は、不屈の精神で成就を祈り願い事を叶える社の意で、諸願成就のパワースポットとして、全国各地からの参拝者で賑わっている。特に、お山開き大祭(石鎚神社夏季大祭)は、7月1日から7月10日まで斎行されており、その間の登拝者は数万人である。
 山頂の奥宮頂上社へ至る参道には、「試しの鎖」「一の鎖」「二の鎖」「三の鎖」と4か所の鎖が掛けられた行場があり、修験道としての石鎚を体感することができる。命がけの修行の場として有名で、鎖にすがり、己の邪心を捨て、無我の境地に至る時、神と人とが一つになる神人合一となり、真の世界平和と諸人豊楽を祈念出来る。
 口之宮本社の本殿が建つ場所は西条市街が一望できるおすすめスポットとなっている。
関連リンク 石鎚神社(WEBサイト)
関連図書 るるぶ特別編集 『いしづち』
参考文献 石鎚神社(WEBサイト)

2022年11月現在

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