伊佐爾波神社いさにわじんじゃ

伊佐爾波神社は、神功皇后・仲哀天皇が、道後温泉に御来湯の際の行宮跡に建てられたといわれ、延喜年間につくられた延喜式には既に記載が見られる古社で1000年以上前から信仰を集めていたことがうかがえる。一時期は湯月八幡宮とも、さらには道後八幡とも呼ばれていた。現在の社殿に建て替えたのは江戸時代の松山3代藩主、松平定長である。大分の宇佐神宮、京都の石清水八幡宮とともに「日本三大八幡造り」の一つに数えられ、1967(昭和42)年に国の重要文化財に指定された。
 境内は、本殿、申殿、楼門、廻廊と2つの摂社、1つの末社(共に本殿と別にある小規模な神社のこと。)で構成され、収蔵の太刀も、国の重要文化財に指定されている。
 主祭神は神功皇后、仲哀天皇、応神天皇、三柱姫大神で、配神は東照大権現である。
#

みどころ

伊佐爾波神社で有名なのが社殿へ続く135段の石段で、登り切った先に豪華な伊佐爾波神社の社殿と、眼下に広がる道後平野の景色を見ることができる。
 楼門をくぐり抜けると、豪華絢爛な本殿には金箔をはった柱や彫刻を抱いた蛙股(かえるまた)、海老虹梁(えびこうりょう)などを見ることができ、社殿の壮大な美しさに圧倒される。また、回廊には奉納された和算額の資料が数多く残されており、松山でも和算が盛んであったことを今に伝えている。
 また、松平定長の弓の必中祈願の伝承があり、心願成就、厄除け、安産、縁結びなどの様々な御利益があるとされ、パワースポットとして人気の神社である。
関連リンク 伊佐爾波神社(WEBサイト)
参考文献 伊佐爾波神社(WEBサイト)
TravelNote(株式会社CrowdLab)(WEBサイト)

2022年11月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。