岩屋寺
岩屋寺は四国霊場八十八ケ所第45番札所で、創建は815(弘仁6)年といわれている。三宝鳥(さんぽうちょう=コノハヅク)、慈悲声鳥(じひせいちょう=ヤマガラ)、鉦鼓鳥(しょうこちょう=キジバト)、鼓鳥(つづみどり=ホトトギス)、慈悲心鳥(じひしんちょう=ジュウイチ)、鈴鳥(すずどり=キビタキ)、笛鳥(ふえどり=ヒヨドリ)の七種の霊鳥が住むといわれ、山そのものが本尊である山中深くに建つ寺院である。120mもの岩峰群*がそそり立つ境内は幽玄な雰囲気である。
山門をくぐり、「遍路転がし」と呼ばれる600mもの急こう配の参道を登ると見えてくる本堂や、国の重要文化財にも指定され、西洋建築風のデザインが特徴的な大師堂などは岩峰群の真下に位置している。また、本堂から坂道を300mほど上り、岩間【逼割(せりわり)禅定】を抜けて鎖と梯子を登ると、岩山の頂上に白山権現を勧請した弘法大師の行場跡がある。
山門をくぐり、「遍路転がし」と呼ばれる600mもの急こう配の参道を登ると見えてくる本堂や、国の重要文化財にも指定され、西洋建築風のデザインが特徴的な大師堂などは岩峰群の真下に位置している。また、本堂から坂道を300mほど上り、岩間【逼割(せりわり)禅定】を抜けて鎖と梯子を登ると、岩山の頂上に白山権現を勧請した弘法大師の行場跡がある。
みどころ
七種の霊鳥が住むと言われ、山そのものが本尊である山中深くに建っている。815(弘仁6)年に創建されたといわれており、境内には迫力のある120mもの岩峰群がそそり立っており、深い趣のある雰囲気が感じられる。周辺には、穴だらけの岩の峰が連なる名勝・古岩屋*を眺めることもできる。
大師堂は1920(大正9)年に建立され、愛媛県では大正期の建築としては初めて、2007(平成19)年に国の重要文化財に指定されている。一見すると普通のお寺の建物のように見えるが、軸部の構成や細部に西洋の建築を意識した手法を採り入れたデザインになっているという点が特徴的である。
大師堂は1920(大正9)年に建立され、愛媛県では大正期の建築としては初めて、2007(平成19)年に国の重要文化財に指定されている。一見すると普通のお寺の建物のように見えるが、軸部の構成や細部に西洋の建築を意識した手法を採り入れたデザインになっているという点が特徴的である。
補足情報
*岩峰群:今から数千万年前に隆起した礫岩層がその後の浸食作用の結果、現在のような地形を呈したものとされ、国の名勝になっている。
*古岩屋:愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬にある岩峰が連なる名所で、 国の名勝に指定されている。
*古岩屋:愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬にある岩峰が連なる名所で、 国の名勝に指定されている。
関連リンク | 海岸山 岩屋寺(WEBサイト) |
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参考文献 |
海岸山 岩屋寺(WEBサイト) いよ観ネット(一般社団法人愛媛県観光物産協会)(WEBサイト) 文化遺産オンライン(文化庁)(WEBサイト) |
2022年11月現在
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