加茂の大クスかものおおくす

JR徳島線阿波加茂(あわかも)駅の北東780mほど、周辺が水田と芝生園地のところにある。樹齢は源平の時代からの約1000年と推定されているが、昭和に入って、周辺の宅地開発や農地開発により樹勢が低下。落雷や風雨により、大枝の欠損もあり、1970(昭和45)年頃から住民による保護対策が始まる。その結果、樹勢は回復し、すばらしい枝張りや葉の繁茂が復活した。樹高約26m、根回りは約23.35m、目通り周囲16.72m*で、十数本の太い枝が四方に伸びており、枝張りが東西52m、南北42mにもおよぶというきわめてまれな巨樹である。
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みどころ

水田を背景に緑の塊の壮大なクスがどっしりと根をおろしている。樹高だけでなく、四方への広がりがみごとで、周囲に何もない所にあるため、非常に目立つ。町では、大クスの周辺の土地を買収し芝生の園地にして、駐車場、トイレも完備した大楠公園として整備している。
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補足情報

*樹高約26m、根回りは約23.35m、目通り周囲16.72m:大クスの大きさについては、書物やWEBでもさまざまで、ここでは2007(平成19)年11月1日計測値・東みよし町役場HPの表記にしたがっている。
関連リンク 東みよし町(WEBサイト)
参考文献 東みよし町(WEBサイト)
阿波ナビ(一般財団法人 徳島県観光協会)(WEBサイト)
徳島県(WEBサイト)

2023年02月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。