清水寺
JR山陰本線安来駅の南東、山腹に広大な境内をもつ。寺伝では、587(用明天皇2)年、尊隆上人が、瑞光を発する十一面観音をこの地に得たのに始まり、597(推古天皇5)年、堂宇が建立されたと伝わる。山上に瑞光が現れ、その光にちなみ山号を「瑞光山」とした。また水清く、聖なる湧水を湛えていたことから「清水寺」と名づけられた。出雲地方では出雲市の鰐淵寺と並ぶ巨刹であったが、戦国時代に、尼子・毛利の兵火にあい根本堂*を残して焼失した。その後再興し、現在は根本堂以下三重塔*など20近くの堂宇が立つ。
みどころ
苔むした階段を上り根本堂(本堂)へ向かうと、岩不動尊(石仏)が迎えてくれる。1992(平成4)年、1万人余の浄財を仰ぎ4年6か月をかけ、根本堂の全面解体修理を完遂した。この時、寺名由来である井戸が内陣奥から発掘された。今もそこから水が湧き出ているという。
境内には割烹旅館ほか、当地の名物である「清水羊羹」の店が並び、お土産なども購入できる。平安時代、慈覚大師円仁は安来に立ち寄り、唐で食べた羊羹の話をした。それを再現したのが「清水羊羹」である。元々は羊の肝料理を精進料理として模した料理のひとつで、色も羊の肝料理の色に似せているという。境内割烹で食べられる精進料理は清水寺の名物である。特に秋の紅葉シーズンには行楽に訪れた人々が境内の精進料理に舌鼓を打つ。地元で採れた山菜や食材を使いコース仕立てとなった料理が食べられる。予約が望ましい。
境内には割烹旅館ほか、当地の名物である「清水羊羹」の店が並び、お土産なども購入できる。平安時代、慈覚大師円仁は安来に立ち寄り、唐で食べた羊羹の話をした。それを再現したのが「清水羊羹」である。元々は羊の肝料理を精進料理として模した料理のひとつで、色も羊の肝料理の色に似せているという。境内割烹で食べられる精進料理は清水寺の名物である。特に秋の紅葉シーズンには行楽に訪れた人々が境内の精進料理に舌鼓を打つ。地元で採れた山菜や食材を使いコース仕立てとなった料理が食べられる。予約が望ましい。
補足情報
*根本堂:正面7間、側面7間、単層入母屋造、柿葺(こけらぶき)。室町期の建築で、内陣と外陣に分かれ、外陣2間は吹放ち。内陣には正面3間、側面1間の大須弥壇をもつ。
*三重塔:本堂の左手上にある。方3間、総ケヤキ造。天保年間(1830~1844年)の建立で、山陰唯一の三重塔である。
*三重塔:本堂の左手上にある。方3間、総ケヤキ造。天保年間(1830~1844年)の建立で、山陰唯一の三重塔である。
関連リンク | 安来 清水寺(WEBサイト) |
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参考文献 |
安来 清水寺(WEBサイト) 島根県(WEBサイト) 島根県(WEBサイト) |
2024年02月現在
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