見附今町・長岡中之島大凧合戦みつけいままち・ながおかなかのしまおおだこかっせん

見附市と長岡市中之島(旧中之島町)との間で行われる大凧合戦。刈谷田川右岸の今町側に6つの凧組、左岸の中之島側に5つの凧組、計11組の凧組の若者らによって午後1時から5時ころまで、川をはさみ両岸で、糸が切れるまで凧を引き合う。高さ4.3m× 幅3.3m、畳8枚分もの大きさで、さまざまな絵柄や色彩を用いた六角大凧が大空を駆け巡る。毎年6月の第1土曜日から3日間開催される。
 大凧合戦の起源は、350年以上前、信濃(現在の長野県)の紙商人が、たまたま端午の節句に今町へ立ち寄った際、刈谷田川堤防上で大凧を作り、打ち上げたのが始まりとされており、現在の大凧合戦の形態となったのは、江戸時代の天明年間に、刈谷田川改修の堤防を踏み固めるために行って以来、年中行事として今に至るといわれている。
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みどころ

力強く六角大凧を引き合う姿は、刈谷田川の両岸にある桟敷席で観覧することができる。是非、間近で大凧合戦の迫力に触れて欲しい。行事開催日以外にも合戦会場すぐ近くの「見附市大凧伝承館」では、実物の六角大凧展示や大凧合戦の歴史を感じることができる。自分だけのオリジナルミニ凧作り体験も受付している。また、3~5月には、六角大凧の製作過程(白凧づくり、絵付け)も見学することができる。(溝尾 良隆)
関連リンク 長岡市(WEBサイト)
参考文献 長岡市(WEBサイト)
見附市(WEBサイト)
見附市大凧伝承館(見附市)(WEBサイト)

2022年06月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。