白根大凧合戦
越後平野を流れる大河「信濃川」の支流「中ノ口川」(川幅約80m)の両岸から、24畳分の大凧を揚げ、空中で絡ませ川に落とし、相手の凧綱が切れるまで引き合う勇壮な世界最大スケールの大凧合戦。
江戸時代の中頃、白根側の人が中ノ口川の堤防改修工事の完成を祝って藩主から送られた凧を揚げたところ、対岸の西白根側に落ち、家や農作物を荒らしてしまった。それに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが凧合戦の起源とされている。
江戸時代の中頃、白根側の人が中ノ口川の堤防改修工事の完成を祝って藩主から送られた凧を揚げたところ、対岸の西白根側に落ち、家や農作物を荒らしてしまった。それに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが凧合戦の起源とされている。
みどころ
13組の大凧組が20~30枚の大凧を製作し、期間中約300枚の大凧が大空に舞い合戦を繰り広げる。また、44組の巻凧組が約1,200枚の巻凧と呼ばれる5畳程の六角凧を製作し、大凧同様合戦を行う。ほかに30を超えるチームが参加する子ども大凧合戦大会もある。
ギネスブックに載り、世界凧博物館にも殿堂入りした世界最大スケールの凧合戦。川の両岸から大凧を揚げて戦う迫力、負けじと真剣に戦う人々の姿、現地を訪れぜひ感じ入ってほしい。(溝尾 良隆)
ギネスブックに載り、世界凧博物館にも殿堂入りした世界最大スケールの凧合戦。川の両岸から大凧を揚げて戦う迫力、負けじと真剣に戦う人々の姿、現地を訪れぜひ感じ入ってほしい。(溝尾 良隆)
補足情報
*1911(明治44)年、日本に初めてスキーを紹介したレルヒ少佐が凧合戦に感動し、優勝旗を寄贈する。これを契機に「白根凧合戦協会」を設立。1980(昭和55)年、縦19m×横14mの161畳大凧揚げを行い、世界最大の凧としてギネスブックに記録された。1982(昭和57)年、大凧に人間を乗せ、空にあげる実験に成功。2013(平成25)年、アメリカ・ワシントン州の世界凧博物館に殿堂入りした。
*「しろね大凧と歴史の館」は、伝統の大凧の実物だけではなく、国内外の珍しい凧を集めた世界最大級の凧資料館。館内には、大凧合戦の歴史展示コーナーや3D映像室、凧作りや凧揚げ実験室を備えている。
*「しろね大凧と歴史の館」は、伝統の大凧の実物だけではなく、国内外の珍しい凧を集めた世界最大級の凧資料館。館内には、大凧合戦の歴史展示コーナーや3D映像室、凧作りや凧揚げ実験室を備えている。
関連リンク | 新潟市南区観光協会(WEBサイト) |
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参考文献 |
新潟市南区観光協会(WEBサイト) にいがた観光ナビ(公益社団法人新潟県観光協会)(WEBサイト) しろね大凧と歴史の館(WEBサイト) パンフレット「白根大凧合戦」 パンフレット「しろね大凧と歴史の館」 |
2022年06月現在
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