新潟まつりにいがたまつり

新潟まつりは、住吉まつり、開港記念祭、川開き、商工祭の4つの行事*を総合して1955(昭和30)年から実施されている新潟の代表的な祭りである。2020(令和2)年は8月21日~23日の3日間開催。
 約1万5,000人の踊り手が市街地の通りを埋め尽くす「大民謡流し」や古式ゆかしい住吉行列。港の安全と発展を願う水上おこし渡御、市民みこし、そしてフィナーレには新潟のまちなかの夜空をあざやかに彩る花火大会など、さまざまな行事が開催される。
#

みどころ

県2万人にも及ぶ大民謡流しや、まちなか音楽花火、信濃川に映えるナイアガラ大瀑布などの大花火大会の華麗さ凄さには、素晴らしいものがある。(溝尾 良隆)
#

補足情報

*1本化した4つの行事
・住吉祭:廻船問屋が大阪の住吉神社からご神体を受け、地域住民にも信仰されるようになり、1726(享保11)年に行列を組む祭りが行われた。これが祭りの起源。水上みこしが信濃川を東から西へ渡御する。
・商工祭:1929(昭和4)年、商業振興を目的に広告パレードが始まる。これが発端で、商工祭の名がつけられた。戦後は各企業の趣向を凝らした山車が連なり、古町芸者も総出で華やかさを競い、行列は5キロにも及んだ。
・川開き:1908(明治41)年、新潟は2回にわたり大火に見舞われた。1日も早い復興を期して、1910(明治43)年、新潟川開き協賛会が結成され、9月10日、11日の両日、萬代橋下流の中州で、花火が打ち上げられたのが「川開き」の起源である。
・開港記念祭:安政条約により1868(慶応4・明治元)年に開港した。1930(昭和5)年、開港60周年記念式典が開催され、それまでの記念日を記念祭として、史料展や物産展など多彩な催しが開かれた。
関連リンク 新潟まつり(新潟まつり実行委員会)(WEBサイト)
参考文献 新潟まつり(新潟まつり実行委員会)(WEBサイト)

2022年06月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。