雪倉岳ゆきくらだけ

新潟県と富山県との境界にある飛騨山脈後立山連峰にある標高2,611mの山。大きく根を張り、おおらかな山体を横たえる。山名は、積雪期に雪の間にところどころ岩が見え、その岩を地元猟師らは「倉」と呼んでいたことから、雪*と倉の山という意味で「雪倉岳」と呼ばれるようになったという。
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みどころ

西面は花の豊富な、平らのザク(花崗岩の白砂地)の緩斜面を広げ、東面は圏谷地形の外縁に雪倉ノ池などの池塘をハイマツの中に光らせている。この東大斜面は山スキーの舞台でもある。雪倉岳の避難小屋から鉢が岳にかけては夏まで豊かな雪田を残す花畑となっている。(溝尾 良隆)
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補足情報

*「雪」の字のつく日本の山のうちでは最も高い山である。また、標高2,600m以上の山としては国内で最も北にある。日本で初めて氷河地形の存在が示された山であるともいわれている。
関連リンク 糸魚川登山ガイド(一般社団法人糸魚川市観光協会)(WEBサイト)
参考文献 糸魚川登山ガイド(一般社団法人糸魚川市観光協会)(WEBサイト)

2022年06月現在

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