松永記念館
本館展示室は、「電力王」と言われた松永安左エ門(耳庵 じあん)が収集した古美術品を一般公開するために、「財団法人松永記念館」を設立し、建設したもの。財団の解散後は、市に寄付し、市が管理している。本館2階は松永の意向が反映された茶室が保存されている。広間の太い床柱は平等院山門に使用されたものといわれ、横浜の三溪園で知られる原三溪から贈られたもの。別館展示室は、展示部門の拡充のため、1992(平成4)年に新築開館した。本館および別館展示室では松永ゆかりの資料や市所蔵の美術品等が展示されている。
「老欅荘」は松永が小田原に1946(昭和21)年に移り住むために建てられた。その名称は、上り口にある欅の大木に由来する。趣向の異なる各部屋と茶室がある。敷地内の「葉雨庵」は、野崎廣太(幻庵 げんあん)の茶室を移築復元したもの。老欅荘、葉雨庵ともに国の登録有形文化財である。葉雨庵の付属棟「烏薬亭」は、市内周辺ではここでしか見られない樹木「天台烏薬」にちなんで名付けた。ここでも茶会ができる。庭園は「日本歴史公園100選」に選ばれている。
「老欅荘」は松永が小田原に1946(昭和21)年に移り住むために建てられた。その名称は、上り口にある欅の大木に由来する。趣向の異なる各部屋と茶室がある。敷地内の「葉雨庵」は、野崎廣太(幻庵 げんあん)の茶室を移築復元したもの。老欅荘、葉雨庵ともに国の登録有形文化財である。葉雨庵の付属棟「烏薬亭」は、市内周辺ではここでしか見られない樹木「天台烏薬」にちなんで名付けた。ここでも茶会ができる。庭園は「日本歴史公園100選」に選ばれている。
みどころ
松永安左エ門関連の本館展示室、別館展示室、老欅荘だけでも十分に楽しめるが、さらに敷地内には葉雨庵、付属棟烏薬亭、庭園がある。足を延ばせば、近くには、日曜日だけ開館の庭園がすばらしい古稀庵がある。ここは山県有朋の終の棲家である。ほかに公開日が限定される元醤油醸造家の内野邸、山県や清浦奎吾ゆかりの皆春荘が近隣にある。(溝尾 良隆)
補足情報
年末年始のほか臨時休館あり。
入場無料(但し特別な展示は有料)。
老欅荘は貸室利用がある際は室内の見学不可(事前問合せにて確認)。
入場無料(但し特別な展示は有料)。
老欅荘は貸室利用がある際は室内の見学不可(事前問合せにて確認)。
関連リンク | 小田原市(WEBサイト) |
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参考文献 | 小田原市(WEBサイト) |
2020年04月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。