鎌倉国宝館かまくらこくほうかん

鶴岡八幡宮の境内、白旗神社の前にある。関東大震災後、鎌倉と神奈川県下の社寺・個人所有の文化財を受託し、保管・公開するために、1928(昭和3)年に建てられ、鎌倉市が管理している。
 建物は奈良の正倉院を模した校倉式の鉄筋コンクリート造で、本館は国の登録有形文化財に登録されている。収蔵品は彫刻・絵画・工芸品・古文書などで、特に鎌倉~室町時代の禅宗関係の文化財が多い。また、公益財団法人氏家浮世絵コレクションが併置され、北斎を中心とする肉筆浮世絵が特別公開される。
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みどころ

仏像をはじめとする国宝・重要文化財に指定されたものをはじめ、数多くの貴重な文化財を一堂にみることができる。特に彫刻展示場では、ガラスケースなどの覆いがないため、仏像の生の迫力を味わえる。
 地震その他の災害から守るために1928(昭和3)年に建てられたもので、その意義は高く評価できる。(溝尾 良隆)
関連リンク 鎌倉市(WEBサイト)
参考文献 鎌倉市(WEBサイト)

2020年04月現在

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