神奈川県立歴史博物館かながわけんりつれきしはくぶつかん

神奈川県の歴史を紹介する博物館。1904(明治37)年に建てられた旧横浜正金銀行本店*の建物を利用しており、明治の代表的な建造物の一つとして、現在、国の重要文化財・史跡に指定されている。屋上にドームをもつネオ・バロック様式の重厚な建築で、横浜三塔のキング(神奈川県庁本庁舎)、クイーン(横浜税関本関庁舎)、ジャック(横浜市開港記念会館)にあやかり「エースのドーム」と称されることもある。
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みどころ

常設展示では、旧石器時代から、鎌倉時代、江戸時代末期の横浜開港を経て現代に至るまで、神奈川県の歴史を丸ごと展示している。
 この博物館のみどころは、建物自体にもある。横浜には多くの歴史的建造物が残されているが、この博物館もその一つ。威風堂々としたたたずまいは、当時の活気ある横浜の空気を今に伝えている。(門脇 茉海)
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補足情報

*横浜正金銀行:横浜開港以来、外国人が主導していた貿易金融取引を改善するため、1880(明治13)年に設立された。その後政府の保護を受けて外国貿易関係業務を専門的に担当する銀行として成長し、1919(大正8)年には世界三大為替銀行の一つに数えられるようになった。旧東京銀行(現三菱UFJ銀行)の前身。
関連リンク 神奈川県立歴史博物館(WEBサイト)
参考文献 神奈川県立歴史博物館(WEBサイト)

2020年04月現在

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