神奈川県立生命の星・地球博物館かながわけんりつせいめいのほし・ちきゅうはくぶつかん

神奈川県立生命の星・地球博物館は、地球の歴史と生命の多様性をテーマとする自然史系博物館である。竣工は1994(平成6)年、延べ床面積は19,020m2で、実物標本は巨大な恐竜や隕石から豆粒ほどの昆虫まで約1万点にのぼる。
 1階の常設展示室では、地球誕生のなぞについて隕石やクレーター形成などをもとに解説を行う「地球を考える-固体地球の営み」、及び地球が生んだ多様な生物種の生きる姿について、海から陸上への進化、恐竜の時代、ほ乳類の時代などを解説する「生命を考える-地球生命の営み」に関する展示を行っている。3階の常設展示室では、神奈川の大地の形成や火山活動などについて解説する「神奈川の自然を考える-神奈川の大地と生物-」、地球環境について考える「自然との共生を考える-人類の現在と未来」の各展示に加え、寄贈されたコレクションなどを展示する高さ3.2mのジャンボブック27冊が並べられた「ジャンボブック展示室」が設けられている。このほか、特別展・企画展も開催している。
 展示スペース以外にも、ライブラリーや休憩スペース(レストラン、ラウンジ、テラス、芝生広場など)が併設されている。
#

みどころ

約2万m2という広い展示面積を誇る博物館において、膨大な数の標本が並ぶ様は圧巻である。そして、「地球」という大きなテーマと「神奈川県」という身近なテーマ、「環境問題」という現代的なテーマを同時に扱う施設は稀である。
 また、本物の素材の展示や模型の効果的な活用に加え、高さ3.2mの立体百科事典27冊を並べるなど、展示方法にも工夫がみられる。(牧野 博明)
関連リンク 神奈川県立生命の星・地球博物館(WEBサイト)
参考文献 神奈川県立生命の星・地球博物館(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

あわせて行きたい