宝登山神社ほどさんじんじゃ

今から1900年ほど前、日本武尊(やまとたけるのみこと)*が東征の帰途、山容の美しさに惹かれ山頂を目指すと山火事に遭遇し、神犬(山の神の使い)の助けを得て、無事に宝登山山頂に神霊を祀った事が、宝登山神社創建の始めと伝えられる。ご神徳は火防盗賊除、諸難除として高く、多くの参拝者で賑わう。
 現在の社殿は1874(明治7)年に建てられ、2010(平成22)年、御鎮座1900年を記念し、大改修が行われた。
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みどころ

秩父鉄道長瀞駅から広くて緩やかな参道を歩いて徒歩15分。桜や松の並木道は心地よい。彩色豊かな社殿には向拝下の龍や二十四孝など随所に彫刻が施される。
 日本武尊が登頂した山頂にはロープウェイで容易に達することができる。山頂には奥宮が鎮座し、眼下には長瀞町そして武甲山、奥秩父の山々を遠望できる。
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補足情報

*日本武尊(やまとたけるのみこと):景行(けいこう)天皇の皇子で『古事記』と『日本書紀』に記されている英雄。諸国を制定したと伝えられ、各種の伝説がのこる。
関連リンク 宝登山神社(WEBサイト)
参考文献 宝登山神社(WEBサイト)
『埼玉県の歴史散歩』山川出版社、2005年

2020年04月現在

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