埼玉県立自然の博物館さいたまけんりつしぜんのはくぶつかん

埼玉県立自然の博物館は、埼玉県の自然に関する資料を収集・保管・調査研究し、後世に伝えるため、また、展示や教育普及活動を通して、自然に関心を持つ人材を育成するため、1981(昭和56)年に設立された。
 館内に入るとまず「オリエンテーションホール」。埼玉が海であった時代に生息していた巨大ザメ「カルカロドンメガロドン」、全長12mの復元模型が出迎える。ここでは、「さわれるはく製コーナー」や小さな生きものを間近で観察できる「多様な生きものコーナー」、引き出しを開けて驚く「ディスカバリーコーナー」で、楽しみながら埼玉の自然を知ることができる。長瀞の自然も紹介する。
 「生物展示ホール」では 埼玉を代表する森林と、標高や地形、季節によって変化する動植物の姿を高さ8mの大ジオラマで紹介する。「古秩父湾の地層と化石コーナー」では、2016(平成28)年に国の天然記念物に指定された露頭の紹介と大古の海に生息していた謎の海獣「パレオパレドキシア」やクジラの実物化石を展示している。「地学展示ホール」では、3億年に及ぶ埼玉の大地の成り立ちを紹介する。
 2階の企画展示室では、年間3~4回企画展等を開催している。
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みどころ

圧倒される実物大の大きさや、引き出しを開けると驚くような仕掛けなど、次々続々と、今日の技術を駆使して、来館者にわかりやすく理解できるよう努めている。特に、子供たちにはよい勉学の場所である。(溝尾 良隆)
関連リンク 埼玉県立自然の博物館(WEBサイト)
参考文献 埼玉県立自然の博物館(WEBサイト)
入館者のしおり「埼玉県立自然の博物館」

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。