さきたま古墳公園
市の南東部、県名発祥の地に所在する古墳群。二子山*・鉄砲山・稲荷山古墳など8基の前方後円墳と1基の円墳、日本最大級の円墳である丸墓山古墳*、方墳の戸場口山古墳などの総称。もとは近辺に多数の小円墳があったことが確認されており、関東地方でも有数の古墳群といえる。これらは武蔵国造の一族の墳墓と考えられている。
稲荷山古墳出土の 115 文字もの文字が刻まれた金錯銘鉄剣は、古代史解明の重要な資料として脚光を浴びている。鉄剣は古墳公園内にある「さきたま史跡の博物館」で見ることができる。
稲荷山古墳出土の 115 文字もの文字が刻まれた金錯銘鉄剣は、古代史解明の重要な資料として脚光を浴びている。鉄剣は古墳公園内にある「さきたま史跡の博物館」で見ることができる。
みどころ
カギ穴型の前方後円墳を見られることが最大の魅力。丸墓山古墳の墳上から埼玉古墳群を眺望するとよい。
古墳公園内の「さきたま史跡の博物館」では、稲荷山古墳から出土し脚光を浴びた国宝金錯銘鉄剣の実物を鑑賞できる。(溝尾 良隆)
古墳公園内の「さきたま史跡の博物館」では、稲荷山古墳から出土し脚光を浴びた国宝金錯銘鉄剣の実物を鑑賞できる。(溝尾 良隆)
補足情報
*二子山古墳:全長 132.2m で武蔵国の古墳中最大。前方部の幅 83.2m、高さ11m、2重の堀があったが、現在、内堀、外堀共に復元されている。
*丸墓山古墳:円墳ではわが国最大といい、直径105m、高さ18mで、周囲に堀をめぐらしている。上杉謙信や石田三成が忍城を攻める際には、付近に陣を張り、墳頂から敵方の様子を眺めたと伝えられる。
*丸墓山古墳:円墳ではわが国最大といい、直径105m、高さ18mで、周囲に堀をめぐらしている。上杉謙信や石田三成が忍城を攻める際には、付近に陣を張り、墳頂から敵方の様子を眺めたと伝えられる。
関連リンク | 埼玉県立さきたま史跡の博物館(WEBサイト) |
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参考文献 | 埼玉県立さきたま史跡の博物館(WEBサイト) |
2020年04月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。