熊谷うちわ祭くまがやうちわまつり

「熊谷うちわ祭」は、八坂神社の祭礼で、京都八坂神社の「祇園祭」の流れを受け、江戸中期(1750年頃)より始まったとされる。
 7月20日から22日の3日間であるが、それぞれ違った催しになる。鉦と太鼓の音も勇ましい熊谷囃子を奏でながら豪華な 12 台の山車と屋台が中心市街地を巡行し、20日には神輿の渡御がある。22日の夜には、全町12台の山車・屋台が集結し、囃子を競い合う「曳き合わせ叩き合い」が行われ、クライマックスを迎える。
 むかし、この祭りの間、各店が赤飯を炊いて疫病除けを祈願し、その赤飯を買い物客にふるまった。後に赤飯の代わりに「うちわ」を配ったところ、評判となったため、「熊谷うちわ祭」となった。
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みどころ

暑い夏にうちわを配るという珍しい祭り。7月22日の夜、12台の山車・屋台がお祭りに広場に集結し、お祭り広場を四方から囲み、鉦と太鼓を打ち鳴らす。迫力ある大音響と圧巻な眺めには魂を揺さぶられる。地元では、日本一の囃子と自負している。
関連リンク 関東一の祇園 熊谷うちわ祭(WEBサイト)
参考文献 関東一の祇園 熊谷うちわ祭(WEBサイト)
『埼玉県の歴史散歩』山川出版社、2005年

2020年04月現在

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