田島ケ原サクラソウ自生地たじまがはらさくらそうじせいち

荒川にかかる秋ヶ瀬橋の南東、約4.1haの河川敷には、サクラソウの自生地の群落が見られる。荒川の氾濫の際、上流から流れ着いた種が繁殖したといわれ、古くからの名所であった。4月上旬が見ごろで、紅紫色の可憐な花を咲かせる。サクラソウのほかにも、ノウルシ、チョウジソウ、ヒキノカサなど様々な植物が生育しており、貴重な植物が残っている。
 自生地は柵で保護され、来訪者が散策できるようになっている。サクラソウは、準絶滅危惧植物である。
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みどころ

サクラソウの自生地としては、この田島ケ原が国内唯一の特別天然記念物指定地である。ここのサクラソウが、埼玉県・さいたま市の県花・市花になっている。
 自生地は桜草公園として、散策道もしっかりと整備されている。サクラソウ以外にも準絶滅危惧の植物が多々あるので、可憐な花々への十分な配慮、心がけが必要である。(溝尾 良隆)
関連リンク さいたま市(WEBサイト)
参考文献 さいたま市(WEBサイト)

2020年04月現在

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