雲竜渓谷の氷瀑うんりゅうけいこくのひょうばく

稲荷川の上流、女峰・赤薙山の谷間にあり、渓谷をはさんで多くの滝がかかる。
 厳冬期には谷一面巨大な氷柱が出現する。高さは100mにもおよび、横にもさまざまな形に変化して、氷の殿堂などと呼ばれている。年により気温が変化し氷瀑の大きさも変化するが、2月第一週がふだんでも最大に成長する。
 上級登山者には氷壁登攀地として有名である。雪道で傾斜もあり、氷瀑を見る地点まで、駐車場から徒歩で往復約6時間余を要する。
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みどころ

雲竜渓谷は、日光連山中で最も代表的な渓谷であり、冬期には氷瀑でさらに迫力が増す。本瀑滝壺までは2段の滝を登攀しなければ辿り着けない。手前のつばめ岩には、幅約100mの大型の氷柱ができ、まさに圧巻である。良く晴れた日に氷がキラキラと青く光るさまは”大自然が作り出す氷の芸術”と称されるほど美しい。(溝尾 良隆)
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補足情報

*危険が伴う場合もあるため、上級者向けの場所。初めての場合はガイドと一緒に行くことをすすめている。
関連リンク 栃木県(WEBサイト)
参考文献 栃木県(WEBサイト)

2022年06月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。