奥日光湯元温泉おくにっこうゆもとおんせん

戦場ヶ原の北西、湯ノ湖北岸にある奥日光のうちでも最奥の温泉で、西に白根山、北西に温泉ガ岳、東に三岳の山々を巡らしている。
 温泉の発見は1200年もむかし勝道上人によると伝え、湯治温泉として長い間親しまれてきた。今でも一角に残る石畳や、しっとり落ち着いた雰囲気の中に歴史が感じられる。
 旅館は近代化しながらも風格を備え、新緑・紅葉の季節を始めスキーやキャンプ、登山の基地として一年中多くの観光客を迎えている。
 なお、温泉街の北に湯元源泉地があり、湯元温泉を始め光徳や中禅寺温泉まで給湯している。
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みどころ

何よりも温泉の質がすばらしい。皮ふ病・リューマチによいとされ、湯量も豊富な温泉は硫黄泉で、酸化すると黄白色の沈殿物(湯の花)ができる。光や空気に触れることで白濁や緑濁に色を変えるさまにも、自然の恵みのありがたさを感じる。(溝尾 良隆)
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補足情報

*温泉:硫黄泉で、湯は硫黄臭が強く白濁している。泉温は45~73度と高く、湯量も豊富で皮ふ病・リューマチによい。