春国岱(根室)しゅんくにたい

風蓮湖と根室湾を区切る長さ8km、幅1.3kmの長大な島。第一浜堤、第二浜堤、第三浜堤の3つの浜堤からなり、面積は6km2
春国岱には、山と渓谷を除けば、広葉樹林、針葉樹林、草原、湿原、湖沼・川、干潟、塩性湿地といった北海道の自然のエッセンスがほとんどすべてつめこまれているともいわれている。砂丘上に形成されたアカエゾマツの純林は、世界で2例しかない大変珍しい場所で学術的にも貴重な自然が広がっている。一年を通して天然記念物のオジロワシが生息し、春から秋はタンチョウが、春と秋にはオオハクチョウが、冬にはオオワシなども見られる。
 春国岱では、これまでに約260種もの野鳥が記録されており、野鳥の聖域、野鳥の楽園でもある。2005(平成17)年、風蓮湖とともにラムサール条約に登録された。
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みどころ

入り口には、「根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター」があり、レンジャー(自然専門職員)が常駐し、現在出会える生きものや自然の見どころをわかりやすく紹介してくれる。自然観察路は複数のコースが用意されており、体力や目的に合わせて選べ、自然観察にも格好な場所である。

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