土浦市は、茨城県南部に位置し、北は石岡市、東はかすみがうら市、南は阿見町、牛久市、西はつくば市に接し、東南で霞ヶ浦に面している。霞ヶ浦に注ぐ桜川の三角州を中心に、沿岸低地と北側の新治台地、南側の筑波・稲敷台地よりなる。
 JR常磐線、国道6号、125号、354号が通じ、常磐自動車道の桜土浦(一部はつくば市)、土浦北両インターチェンジがある。
 東京から60km圏内、JR常磐線の3駅や常磐自動車道の土浦北インターチェンジが立地するなど交通幹線網が整っているほか、つくばエクスプレスの開通、首都圏中央連絡自動車道などの広域交通幹線網の整備が進展している。
 産業構造的には商業・業務都市と工業都市としての性格を併せ持っている。第1次産業の農業と漁業は減少傾向にあるが、農産物ではレンコンが日本一の生産量を誇る。
 筑波山麓や霞ヶ浦などの自然、城下町として歴史的雰囲気を残す「まちかど蔵」などの観光資源を有する。日本三大花火大会の一つとも言われ、全国の花火師たちが日本一を競う「土浦全国花火競技大会(10月)」には、多くの見物客が訪れる。

観光資源一覧

霞ヶ浦の写真

霞ヶ浦 (茨城県 行方市 / 茨城県 土浦市 / 茨城県 他 )

茨城県南部の淡水湖で、琵琶湖に次いで日本第2の面積をもつ。桜川・恋瀬川(こいせがわ)の下流部が沈降したところへ、海水が流れ込んで入江となり、そののち鬼怒川によって運ばれた沖積物が出口をせき止めたためにできた湖だ。香澄ケ浦(かすみがうら)とも書き、北浦に対して西浦とも呼ばれ、広い意味では北浦を含めて霞ケ浦という。北西部...

土浦全国花火競技大会の写真

写真提供:(C)土浦全国花火競技大会

土浦全国花火競技大会 (茨城県 土浦市 )

土浦全国花火競技大会は、秋に全国の花火業者が夏場に磨いたその技の粋を凝らして打ち上げるため、規模、技術においてわが国でも最高水準のものである。競技はスターマイン*の部、10号玉*の部、創造花火*の部の3部門で行われ、約100演目、約2万発の花火が打ち上げられ、花火の美しさ、打ち上げの技術、独創性を競う。  この花火大会の歴...