八峰町は、秋田県北西部に位置する。北部から東部にかけては白神山地で、藤里町や青森県の世界自然遺産登録地に連なる。南部には塙川、水沢川等が流れ、流域は水田が広がる。東は藤里町、南は能代市、西は日本海、北は青森県深浦町と鰺ヶ沢町に接している。JR五能線、国道101号が通じる。
 真瀬川上流で発見された銀山は江戸時代に栄えた。
 北部を占める八森地区は漁業が盛んで、ハタハタ漁等が行われる。南部の峰浜地区で米単作農業が行われる他、ナシやメロンの栽培、シイタケの生産がみられる。
 町の広大な森林は白神山地の一部で、秋田白神県立自然公園に指定されているエリアもある。起伏に富んだ八森地区の海岸は八森岩館県立自然公園に指定されている。江戸時代に秋田六郡三十三観音霊場に指定されていた白爆神社もあり、8月の例大祭で行われる「みこしの滝浴び」はみこしが滝に入る珍しいまつりとして有名。

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白神山地のブナ原生林の写真

白神山地のブナ原生林 (青森県 西目屋村 / 青森県 鰺ヶ沢町 / 青森県 深浦町 / 秋田県 藤里町 / 秋田県 八峰町 )

白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部の標高約800m~1,250mの山岳地帯、1,300㎢に及ぶ広大な山地の総称で、この地域は人為の影響をほとんど受けていないブナ林が分布している。多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれており、1,300㎢の山地のうち約170㎢が1993(平成5)年12月に世界遺産(自然遺産)に登録*された。 ...