柳津町は、県西部に位置し、北は会津坂下町、東は会津美里町、南は昭和村、西は西会津町、三島町、金山町に接している。
 只見川に沿ってJR只見線、国道49号、252号が通じ、西部を国道400号が縦断する。
 越後山脈の東に位置し、標高500m以上の地域の面積が52%を占める山地地形のまち。 只見川とその支流滝谷川が流れる。
  1942年(昭和17)町制施行。1955年(昭和30)西山村と合併。中心地区の柳津は大同年間(806~810)に徳一の創建と伝えられる日本三大虚空蔵堂の一つ円蔵寺の門前町として発達した。近世は会津藩領で、越後裏街道の宿駅だった。
 町域の大部分は山地で、降雪量が多く特別豪雪地帯に指定されている。農林業が主体で、只見川沿いに水田がある。
 門前町の奥之院弁天堂は国指定重要文化財。只見川魚淵の「柳津ウグイ生息地」は国指定天然記念物。門前町として栄え七日堂裸まいりや稚児行列、おこもりなどの伝統行事がおこなわれている。宿坊が軒を連ねていたが、現在は柳津温泉街となっている。滝谷川沿いには西山温泉がある。

観光資源一覧

柳津七日堂裸詣りの写真

写真提供:柳津観光協会

柳津七日堂裸詣り (福島県 柳津町 )

毎年正月7日午後8時30分*、一番鐘を合図に、福満虚空蔵尊(圓藏寺)の菊光堂(当日は七日堂と呼ぶ)を目指し下帯姿の男衆が石段を駆け上がり、手水鉢の水で身を浄め、先を争って堂内に下げられた金属製の音響具「鰐口(わにぐち)」の5mほどの太い打ち綱をよじ登る祭り。正式には牛王祭と呼ぶ。  宝珠を奪おうとした只見川の龍神を村人が...

只見川の写真

只見川 (福島県 只見町 / 福島県 檜枝岐村 / 福島県 三島町 / 福島県 柳津町 / 福島県 会津坂下町 )

福島・群馬県境の尾瀬沼、尾瀬ヶ原に源を発し、山間部を一旦北に流れ、福島県西部では北東に向かい、途中伊南川、野尻川などを合わせ、喜多方市で猪苗代湖から来る日橋川と合流して阿賀川となる全長137kmの川。阿賀川は新潟県に入ると阿賀野川と名を変え日本海に注ぐ。  只見川の上・中流部は深い山間部で上流部の只見町までの 50kmは会津...