篠栗町は、福岡県の中部に位置する。鉾立山・八木山・若杉山の峰々に囲まれた緑豊かな町で、中央には多々良川が東西に流れ、その周囲に平地が開けている。総面積の約7割が山林である。
 農業や林業が主要な産業となっている。観光では、山地の合間をぬって篠栗四国霊場が点在している。1町内で八十八ケ所めぐりができるのは珍しく、巡拝者も多い。

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篠栗四国八十八カ所の写真

篠栗四国八十八カ所 (福岡県 篠栗町 )

若杉山の麓に広がる、自然豊かな篠栗。9世紀、唐から帰った弘法大師が修法したとされる地で、古来より山岳信仰や真言密教の聖地と伝えられている。  篠栗四国八十八カ所は、尼僧・慈忍が1834(天保5)年、弘法大師の教えを広めるため四国八十八ケ所の霊場を模擬しようとしたが、途中で挫折。当地の藤木藤助が後を継いで88体の仏像を彫刻し...