稲沢市は県北西部にある。北は一宮市、東は清須市、南はあま市、愛西市、西は木曾川をはさんで岐阜県羽島市に接する。
 東海道本線、名鉄名古屋本線、尾西線が通じ、東海道新幹線が市の中央部を走る。この他、国道155号線が通る。
 濃尾平野のほぼ中央に位置している。木曽川の東岸に広がり、市内中央部には下流で名古屋港へと注ぐ日光川が流れる。
 1958年(昭和33)市制施行。2005年(平成17)に2町を編入。古くは尾張の国府が置かれ、現市街地の東方約1kmの松下に国衙跡と総社国府宮跡(大国霊神社)がある。現市街は江戸時代に美濃街道の宿駅(稲葉宿)として発達し、当時は本陣と脇本陣が置かれていた。
 従来からの繊維工業のほか機械、プラスチック製品などの工業が成長。苗木や野菜の大産地で、県の植木センターが開設されている。また、全国有数の操車場としてしられたJR貨物操車場跡地の開発が検討されている。

観光資源一覧

祖父江のイチョウの写真

写真提供:稲沢市

祖父江のイチョウ (愛知県 稲沢市 )

名鉄尾西線山崎駅から5分。稲沢市の西部に位置する祖父江のまちは、10月下旬からイチョウが黄色に色づき始める。11月下旬には、全町が黄金色になり、「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催される。10,000本を超えるイチョウの樹が点在しており、なかには樹齢100年を超える古木やイチョウの原木がみられる。  祖父江では冬季の冷たい伊吹おろ...