垂井町は、県南西部にある。北は揖斐川町、池田町、東は大垣市、南は養老町、大垣市、西は関ケ原町に接する。
 JR東海道本線、国道21号が通じる。
 北部から北西部にかけては池田山塊(海抜600~900m)が連なり、南西部は南宮山塊(海抜200~400m)が横たわる。町の中央を相川が流れている。
 1889年(明治22)町制施行。1954年(昭和29)に4村および荒崎村の一部と合併、合原村の一部を編入して現在に至る。中心地の町並みは、江戸時代の中山道の宿場から発展した。
 茶や柿渋用の渋柿を特産するほか、洋ランの温室栽培も行われる。金属製品、はん用機械、輸送用機械器具、プラスチック製品、窯業・土石製品、電気機械などが製造されている。
 宮代の南宮大社は美濃国の一宮で、採鉱・冶金(やきん)・鋳物などの神である金山彦命を祀り、社殿は国指定重要文化財となっている。また、垂井の一里塚は国指定史跡。

観光資源一覧

南宮大社の写真

写真提供:(一社)岐阜県観光連盟(南宮大社寄贈)

南宮大社 (岐阜県 垂井町 )

JR東海道本線垂井駅から南へ約1.5km。南宮山の北東麓にあり、美濃国一の宮として、古くから広く崇敬されてきた。  社伝によれば、神武(じんむ)天皇が「東征」した折、八咫烏(やたがらす)を輔(たす)けて力を顕した金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)が祭神として祀られ、後に崇神(すじん)天皇(紀元前97年~30年)の代に現在地に...

表佐の太鼓踊りの写真

写真提供:垂井町

表佐の太鼓踊り (岐阜県 垂井町 )

江戸時代初期に、南宮大社(なんぐうたいしゃ)の水神様に雨乞いをして太鼓を打ち、願いが叶ったお礼に「礼踊り」として太鼓踊りを奉納したのが始まりと伝わる。  現在は、10月第1日曜日に表佐こども園(JR東海道本線垂井駅の南東約2km)の園庭で行われている。浴衣姿に、直径1m~1.3m、重さ50kg~60kgある大太鼓を腹につけ、上下左右に...