いちき串木野市
印刷するいちき串木野市は、鹿児島県西部、薩摩半島の北西部にあり、東シナ海に臨む。吹上浜の北部に位置し、東部はシラス台地上にある。北は薩摩川内市、東は日置市に接する。
JR鹿児島本線、国道3号線、270号線が通る。
中心市街地の串木野は、江戸時代は薩摩藩の直轄地で、串木野鉱山を中心とした鉱業及び漁業の町として発展した。南東部の市来は歴史の古い土地で、市来貝塚からは縄文土器が出土している。
串木野港はマグロ、カジキなど遠洋漁業の根拠地。他に羽島港、戸崎港、市来港などの漁港があり、シラス、タイ、アジ、イワシなどの水揚げが多い。かまぼこやさつま揚げを中心とした水産加工も盛んである。農村部では米作のほか、柑橘類やサツマイモの栽培、畜産などが行われる。
観光面では、西に白砂青松が続く吹上浜の海岸線を臨み、東に徐福伝説の霊峰冠嶽が控える。大里地区で毎年 8月に行なわれる七夕踊は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
観光資源一覧
吹上浜 (鹿児島県 いちき串木野市 / 鹿児島県 日置市 / 鹿児島県 南さつま市 )
薩摩半島西海岸、いちき串木野市から南さつま市にわたって広がる幅2~5km、全長47kmの大砂丘。砂丘内には薩摩湖をはじめ6つの堰止湖がある。浜に軽石が多いのも特徴で、白砂青松の海岸には根上がり松や砂に埋もれた老松が見られ、砂丘が移動することを物語っている。 砂丘のうちでもっとも砂丘らしい風景が展開するのは南さつま市金峰町の...