境港市
印刷する県北西部にあり、南は米子市、北は境水道を隔てて島根半島南岸の島根県松江市に接する。東は美保湾、西は中海に面する。
米子市からJR境線が通じるほか、美保湾沿いに国道 431号線が走る。境水道大橋によって島根半島と結ばれている。隠岐諸島と結ぶフェリーが就航。また南部に米子空港があり、東京の他、ソウル、香港便(2024年10月~)が就航している。
美保湾と中海に挟まれた弓ヶ浜の北部を占める。集落は砂丘列上に発展。地勢は砂地で平坦。最高地は南西にある三軒屋町の砂丘地帯で標高16m。半島の中央部を流れる米川は米子市から北流して境水道へ注いでいる。西に面する中海が2005年にラムサール条約登録湿地となった。
1954年(昭和29)境町、外江町と4村が合体して境港町となり,1956年(昭和31)市制施行。歴史は古く、縄文時代から古墳時代にかけての遺跡が多い。とくに西灘・北灘両遺跡は海底遺跡として知られ、西灘遺跡からは縄文時代前期以降の人々の生活用具、骨製の釣針、石錘などが出土、北灘遺跡からは縄文時代後期の遺物が出土している。18世紀半ばに米川用水開通により、弓ヶ浜は木綿の大生産地となった。また、弓ヶ浜半島の先端に位置する境港は天然の良港であり、古くから山陰地方の物流拠点として発達。江戸中期以降は大坂への移出港として西廻海運の発達とともに繁栄。明治以後も沿岸航路の要地として栄えた。第2次大戦後は山陰随一の漁港として、また木材輸入を中心とする工業港として発展。
1960年代後半から境港は中海臨海工業地帯の中心として発展。日本海有数の漁業基地であり、イワシ、アジ、スルメイカ、ベニズワイガニ等を漁獲する。水産加工業も盛んで、隠岐諸島や島根半島の観光基地でもある。埋立地には木材工業団地や水産加工団地があり、米作のほか白ネギを産する。
鳥取藩台場跡、面谷家住宅(いずれも国指定文化財)、西東のゴヨウマツ、弓浜絣(いずれも県指定文化財)のほか、権現山洞窟住居跡、サルガ鼻洞窟住居跡、弥生時代の御立山遺跡や矢尻遺跡、古墳時代の荒山古墳などの遺跡や史跡などが多数ある。水木しげるの出身地で、妖怪の銅像などが立ち並ぶ「妖怪ロード」などの街づくりが行われている。
観光資源一覧

写真提供:鳥取県
弓ヶ浜 (鳥取県 米子市 / 鳥取県 境港市 )
弓ヶ浜半島は鳥取県西端部に位置し、美保湾と中海を分ける全長約17km、幅約4kmの半島である。この半島の美保湾に面した海岸は、境水道から日野川河口までの全長20km、幅4kmに及ぶ美しい弧を描いた砂浜となっており、弓ヶ浜*と呼ばれている。 砂浜には樹齢35~80年の美しい松原と白い砂浜が10km以上続いている。この美しい砂浜の成因は、...

写真提供:境港市
水木しげるロード (鳥取県 境港市 )
水木しげるロードは境港駅から水木しげる記念館まで800m続く商店街の名称。漫画家・水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマとした名所として知られる。水木氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターを中心として日本各地の妖怪たちをモチーフとしたブロンズ像など多数のオブジェが設置されている。共通テーマのもと商店は、それぞれに販売...