水木しげるロードみずきしげるろーど

水木しげるロードは境港駅から水木しげる記念館まで800m続く商店街の名称。漫画家・水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマとした名所として知られる。水木氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターを中心として日本各地の妖怪たちをモチーフとしたブロンズ像など多数のオブジェが設置されている。共通テーマのもと商店は、それぞれに販売・サービスを展開している。
また、水木しげるロードのシンボルである水木しげる記念館が2024(令和6)年4月にリニューアルオープン。「ゲゲゲの鬼太郎」などの代表作はもちろんのこと、苛酷な戦争体験など波瀾万丈な生涯を豊富な資料や映像展示を織り交ぜながら紹介している。
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みどころ

ロードに設置されている妖怪ブロンズ像は水木しげるの描く妖怪を中心に178体が展示されている。その多くは高さ50cm前後のサイズでありながら、その精緻な作り込みと各妖怪の持つ性格が表情と仕草に見事に再現されていることに感嘆する。
商店街の各店舗はそれぞれが妖怪にちなんだネーミングとコンセプトで土産品や料理、サービスを提供してくれる。2023年現在、ショッピング38店、飲食店27店の他、妖怪神社、お化け屋敷などエンターテインメント施設がある。また、夜には妖怪たちが影絵となって現れるほか、樹木や妖怪ブロンズ像のライトアップも行われている。水木しげるの研究熱心さとともに妖怪に対する愛情がひしひしと伝わってくる水木しげる記念館もぜひ見てほしい。
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補足情報

*JR境線の鬼太郎列車と駅名への展開
6種類のラッピングを施した鬼太郎列車を運行している。また、各駅には妖怪の愛称名が付いており、境港駅「鬼太郎駅」から米子駅「ねずみ男駅」の間を鬼太郎の車内アナウンスで案内している。
*米子鬼太郎空港
米子空港は愛称、米子鬼太郎空港と名付けられ、妖怪たちが描かれたステンドグラス「妖怪たちの森」や荷物受取場のターンテーブル上でトランクから飛び出す目玉おやじなどのギミックがある。
*境漁港とおさかなロード
水木しげるロードの終点から海岸通りまでの街区は魚のオブジェが並んでいることから『おさかなロード』と名付けられて観光まちづくりが進められている。さらに、水木しげるロード終点から1.5km行くと境港市の漁港エリアになる。ここには境台場公園、海とくらしの資料館、魚市場と水産物直売センターがある。15店舗(水産物販売店13、飲食店2)がある。
関連リンク 水木しげる記念館(WEBサイト)
参考文献 水木しげる記念館(WEBサイト)
一般社団法人境港観光協会(WEBサイト)

2024年06月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。