外ヶ浜町は、青森県の北西部に位置する。東は陸奥湾に面し、西は中山山脈を隔てて北津軽郡の市町村が隣接。南は蓬田村と隣接し、北は今別町をまたいで本半島最北端の三厩地区があり、津軽海峡を隔てて北海道と相対する。
 陸奥湾に注ぐ蟹田川、湯ノ沢川や増川川、算用師川等が流れ、集落は南部を流れる蟹田川流域と海岸部に発達。総面積の約90%が山林で、その多くは国有林となっている。JR津軽線が通じる他、国道280号や津軽半島を一周できる国道339号線が通る。
 陸奥湾内でホタテ、シラウオなどの漁獲がある。
 海岸線は、陸奥湾・津軽海峡に面し南北約46kmとなっている。津軽海峡に突き出た龍飛崎と東地区北部の海岸一帯は津軽国定公園の指定域。津軽山地の山々が海岸部近くまで迫る。龍飛崎近くに青函トンネル記念館があり、世界最長の海底トンネルである青函トンネル(1988(昭和63)年開業)の完成までを「体験坑道」などを通じて詳しく知ることができる。国道339号の岬から龍飛埼灯台までは362段の階段になっており、日本で唯一の階段国道としても知られる。

観光資源一覧

青函トンネル記念館の写真

青函トンネル記念館 (青森県 外ヶ浜町 )

青函トンネルは本州と北海道間の船舶輸送の代替手段として計画され、連絡船の海難事故*などにより建設が促進され、地質調査から貫通まで42年の時間をかけてとして1988(昭和63)年3月に開業している。青森県東津軽郡今別町浜名と北海道上磯郡知内町湯の里間53.85 kmを結ぶ鉄道トンネルであり、2016(平成28)年3月には北海道新幹線が開業し...

龍飛崎の写真

龍飛崎 (青森県 外ヶ浜町 )

津軽半島の突端、龍飛崎は北緯41度15分に位置し、津軽海峡をへだてて向かいあう北海道の白神崎とはわずか20kmの距離にある。岬付近は標高100m前後の高台になっており、北西寄りに龍飛崎灯台が立っている。  龍飛崎の周辺には、小説「津軽」の一文を刻んだ「太宰治*文学碑」があり、台地の上の碑の丘には川柳作家「川上三太郎*句碑」、幕...