東成瀬村
印刷する東成瀬村は、秋田県南東端に位置する。総面積の93%が山林原野で国有林がほぼ半分を占めている。県内有数の豪雪地帯。栗駒山に発して村の中央を北流する成瀬川沿いに耕地が開け、これに沿って集落が点在している。秣岳周辺は栗駒国定公園となっている。平坦部は極めて少ない。
北から西は横手市、西は湯沢市、東は奥羽山脈を境に岩手県一関市、奥州市、西和賀町に、南は宮城県栗原市に接している。国道342号、397号が通じる。なお、岩手県への交通はいずれも冬期(11月~5月)は閉鎖している。
農業を主とし、米作のほかにトマト、平良カブ、菌床しいたけ等の野菜・果樹栽培、日本短角牛(赤べこ)等の畜産を行う。
南部の栗駒山麓には景勝地が多く、栗駒国定公園の一部。天正の滝自然公園、赤滝、不動滝等のほか、やまゆり温泉、須川温泉栗駒山荘、なるせ温泉がある。毎年8月には2泊3日の仙人修行が行われており、年々参加者は増加している。
観光資源一覧
栗駒山 (岩手県 一関市 / 宮城県 栗原市 / 秋田県 東成瀬村 )
奥羽山脈のほぼ中央に位置し、岩手・宮城・秋田の3県にまたがる1,626mの山で、岩手県側では須川(すかわ)岳、秋田県側では大日(だいにち)岳とも呼んでいる*。那須火山帯*に属し、複雑な山容の休火山で、かつては八万地獄、毒気地獄などと呼ばれ、この山に入った者は生きて帰ることがないといわれた。現在でも北斜面中腹にはたくさんの硫...
須川温泉 (岩手県 一関市 / 秋田県 東成瀬村 )
JR東北線・東北新幹線一ノ関駅から西北西へ約33km、バスで山間部を約90分かけて上っていく*。宮城県、秋田県、岩手県の3県にまがたる栗駒山、その山頂の北方、中央火口丘である剣岳の北麓にある。 岩手県側の標高1,126mに位置する須川高原温泉は、潅木や溶岩に囲まれ野趣に富んだ宿である。高地に位置するため紫外線が強く、気候療養の適...