下郷町
印刷する下郷町は、福島県中南部、南会津郡東部にある。本町は、福島県の西南、南会津郡の東端に位置し、南は那須山脈によって栃木県那須塩原市に接し、北は会津若松市、東は天栄村及び西郷村、西は昭和村、そして南西は南会津町に接している。
阿賀川に沿って会津鉄道、国道121号が走り、楢原で国道289号を分岐する。
阿賀川(あががわ)(大川)の中流部を占め、東は鎌房(かまぶさ)火山群の二岐(ふたまた)山、西は駒止(こまど)高原に及ぶ。
下郷町は、福島県会津地方の南部に位置し、東は天栄村及び西郷村、西は昭和村及び南会津町、南は栃木県那須塩原市、北は会津若松市及び会津美里町とそれぞれ境界を接しています。周囲は那須山系などの山々に囲まれ、町のほぼ中央を南西から北東に阿賀川(大川)が貫流し、国指定天然記念物「塔のへつり」に代表される雄大な渓谷が形成されています。面積の約87%は森林に覆われる緑豊かな町です。
町の中央をほぼ南北に貫通する阿賀川(大川)は、東より5本、西より3本の支流を集 めて北に走り、福島・新潟県境で阿賀野川と名称を変え日本海に注いでいる。町の面積の 80%以上が山地で、町の境界の南東は那須山系の山脈が走り、那須山を主峰とする 1,000m から 2,000m 級の高峰が連なる日光国立公園である。
1955年(昭和30)楢原(ならはら)町と江川、旭田(あさひだ)の2村が合併して成立。
産業はワイン用のブドウ栽培、稲、野菜栽培などの農業が主体で、近年ではリンドウなどの花卉(かき)栽培も行われる。
楢原、倉谷とともに下野(しもつけ)街道(南山通り)の宿駅であった大内(おおうち)は現在の国道から外れたため、宿場のおもかげをよく残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。中山の風穴地特殊植物群落、阿賀川の奇勝「塔のへつり(岪)」は国指定天然記念物。阿賀川沿いに湯野上(ゆのかみ)温泉がある。旭田寺(きょくでんじ)の観音堂(かんのんどう)(室町時代)は国指定重要文化財。町の南東部には観音沼森林公園と岳観世音がある。
観光資源一覧
大内宿 (福島県 下郷町 )
会津鉄道湯野上温泉駅から北西3.5km、山間にある会津西街道*の旧宿場。会津西街道は会津藩の廻米*を江戸に送るルートであり、会津盆地との間に標高900mの大内峠があるため、大内宿は荷駄の中継・宿泊地として重用された。1884(明治17)年に大川沿いの国道121号線が開通するまで繁栄した。 現在でも、水路が両端を走る街道沿いに約30戸...
南会津のそば畑 (福島県 南会津町 / 福島県 下郷町 )
南会津地方は、昼夜の寒暖の差が大きく水はけの良い土壌など、ソバ栽培の適地が多く、福島県のなかでも、猪苗代、喜多方に並んでソバの栽培が盛んである。なかでも下郷町の猿楽台地と南会津町の会津高原たかつえのソバ畑は、会津の山々に四方を囲まれながら大規模な栽培地が広がる。 下郷町南西部、会津鉄道養鱒公園駅から南東へ約3kmにあ...