三春町
印刷する三春町は、県中東部、阿武隈高地中央部の西縁に位置する。北は二本松市、本宮市、東は田村市、南から西は郡山市に接する。
JR磐越東線と磐越自動車道、国道288号が通じる
北部を移川が流れ、南部を阿武隈川の支流である大滝根川が西流。これに注ぐ渓流が多い。さらに⼋島川、桜川が町の中央部を流れ、その下流は阿武隈川に注いでいる。阿武隈⼭系の⻄裾に位置し、町のほとんどが丘陵地。⾼さ 65mの重⼒式コンクリートダム「三春ダム」が⼤滝根川下流にあり、ダム湖(さくら湖)は湛⽔⾯積2.97 km2、総貯⽔量4,280 万t。
1889年(明治22)町制施行。1955年(昭和30)5村と合併、同年岩江村の一部を編入。1504年(永正1)田村氏が三春城を築き、江戸時代には三春藩の城下町であった。養蚕と葉タバコ栽培などが行われ、かつては、たばこ製造所もあった。
養蚕は衰退し、桑園から果樹園への転換が進められている。また、工業団地が造成されている。伝統工芸に三春張子や三春駒の製造がある。
樹齢1000年以上(推定)といわれる「三春滝ザクラ」は国指定天然記念物。中山家住宅は江戸時代中期の農家建築で国指定重要文化財。この他、アニメミュージアム「福島さくら遊学舎」、ハーブガーデン、宿泊施設や入浴施設を備えた三春の里田園生活館、馬場の湯温泉等の温泉もある。
観光資源一覧
三春滝ザクラ (福島県 三春町 )
JR磐越東線三春駅から南へ約6km、町の中心から南へ4km、滝集落はずれの丘陵の傾斜面に立っている。高さ13.5m、根元回り11.3m、目通り周囲は9.5m、枝の広がりは東西に約25m、南北に約20mに及ぶシダレザクラ*の巨木で、樹齢は1000年以上と推定されている。 開花期は例年4月上旬~中旬で、この期間には夜ザクラのライトアップもある。滝ザ...