八女市は、福岡県の南部に位置し、熊本県及び大分県と接する。市街地は1601(慶長6)年、田中吉政が城を築き、1621(元和7)年に廃城となったが、その後は市場町として栄えた。現在も付近農村の物資集散地となっている。
 農業が盛んで、米・花卉・八女茶・タケノコ・ミカンなどが栽培されている。特に電照菊は全国有数の規模を誇る。八女茶も全国に名高い。このほか、仏壇・提灯・和紙・石燈籠なども生産している。観光では、国の天然記念物に指定されている黒木の大藤、八女茶発祥の地・霊厳寺などがあり、またホタルの名所でもある。

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岩戸山古墳の写真

写真提供:岩戸山歴史文化交流館

岩戸山古墳 (福岡県 八女市 )

八女古墳群のひとつである岩戸山古墳。墳丘長約135m、全長170m以上の規模を誇る北部九州最大の前方後円墳である。古墳の形の特徴として、後円部の北東側に1辺約43mの方形区画が存在する。筑紫君磐井の墓といわれ、石人・石馬や多くの埴輪が出土。出土品は八女市岩戸山歴史文化交流館に多数展示。