津島市
印刷する津島市は県西部にあり、北から東はあま市、南東を蟹江町、西半分は愛西市に接する。
名古屋鉄道の津島線、尾西線、国道155号が通じる。また、東名阪自動車道の蟹江インターチェンジが近接している。
木曽川、長良川、揖斐川による三角州平野で、濃尾平野と呼ばれる平地にある。中心市街地が自然堤防上の微高地にあるほかは、市域の大半が低湿な海抜ゼロメートル地帯にある。市域の中央部を南北に縦断する天井川(堤防内に砂レキが堆積し、周囲の土地よりも河床が高くなった河川)である日光川をはじめ、目比川や善太川など日光川水系の河川が複数ある。
1947年(昭和22)市制施行。1955年(昭和30)神守村、1956年(昭和31)永和村の一部を編入。津島神社の門前町として発達。また、江戸時代には旧天王川には津島湊があり湊町として栄えた。江戸時代以降は、川の機能が低下したため天王川の上流が締め切られたが、津島神社への参拝客や旅人、商人のための渡船(津島から桑名まで)は継続した。佐織縞、白木綿が中心だったが、1901年(明治34)片岡春吉によって開発された綿毛交織のセルジスにかわり、現在の毛織物工業に発展した。
尾西毛織物工業地域南部の中核を担うが、現在は低迷している。
津島神社は津島牛頭天王社ともよばれ、7月第4土曜日とその翌日の日曜日に行われる川祭は車楽船と花火でにぎわい、国の重要無形民俗文化およびユネスコの無形文化遺産となっている。津島神社の近くの天王川公園は、四季を通じて市民の憩いの場となっている。そのほか、江戸中期に建てられた堀田家住宅が国の重要文化財。
観光資源一覧
津島神社 (愛知県 津島市 )
名鉄尾西線と津島線の起終点の津島駅からまっすぐ西、約1.2km、徒歩17分のところにある。東側鳥居の横に大イチョウがあり、その前に日本の和菓子のルーツといわれる「あかだ屋清七*」の店舗がある。津島神社は540(欽明天皇元)年の鎮座といわれ、古くは津島牛頭(ごず)天王*社と称した。「津島の天王さん」として人々に親しまれ「お伊勢...
尾張津島天王祭(津島祭) (愛知県 津島市 / 愛知県 愛西市 )
天王まつりが行われる津島神社は、名鉄尾西線と津島線の起終点の津島駅からまっすぐ西、約1.2km、徒歩17分のところにある。かつては津島祇園会とされていた津島神社の7月第4土・日曜日に繰り広げられる夏季大祭である。明治以前は牛頭天王を、現在は、須佐之男命をまつる祭礼として600年近くも津島の人たちに親しまれてきた。 宵祭と朝祭...