都城市
印刷する都城市は、宮崎県の南西部に広がる都城盆地にあり、北は小林市、高原町、東は宮崎市、南は三股町、日南市、串間市、鹿児島県では霧島市、曽於市、志布志市と接する。東に鰐塚山系、北西には高千穂峰を仰ぎ、盆地内には南から北へ県下最大の河川である大淀川が貫流し、その周囲には南九州でも有数の農業地帯が広がる。
JR日豊本線、吉都線、国道10号、221号、222号、223号、269号、宮崎自動車道が通じる交通の要衝である。
県南西部の商工業の中心地で、商圏は県境を越えて鹿児島県霧島市・曽於市に延びている。農業は肉用牛、ブロイラーなど畜産が主で、特産物としては茶が栽培され、また木工、家具などがある。
国指定天然記念物の関之尾の甌穴で知られる関之尾滝、母智丘(もちお)の桜のほか、安久節(やっさぶし)、熊襲踊(くまそおどり)などの興味深い郷土芸能がある。
2010(平成22)年9月には、霧島ジオパーク(宮崎県都城市、高原町、小林市、えびの市、鹿児島県霧島市、曽於市、湧水町)が、日本ジオパークに認定されている。
観光資源一覧
霧島山 (宮崎県 えびの市 / 宮崎県 小林市 / 宮崎県 都城市 / 鹿児島県 霧島市 )
宮崎県と鹿児島県にかけて広がり、最高峰は標高1,700mの韓国岳(からくにだけ)。獅子戸岳(ししこだけ)、新燃岳(しんもえだけ)、中岳(なかだけ)、高千穂峰(たかちほのみね)、白鳥山(しらとりやま)、甑岳(こしきだけ)など20以上の山からなる火山群の総称である。やわらかな山容に神秘的な火口湖を複数抱いているのも特徴で、大浪...
関之尾の甌穴群 (宮崎県 都城市 )
日本有数の甌穴*群。霧島山地の裾野から湧き出る清流が、約34万年前の加久藤(かくとう)火砕流などでできた地層に流れ込み、小石や岩石の破片を回転させることで、この地層に穴が開き、形成された。甌穴群は千数百の数が確認され、川幅約80m、長さ約600mのエリアに広がっている。甌穴の造成は現在も進行中で、世界的にも珍しく、地質学上貴...