高那崎(波照間島)たかなざき

有人の島では日本最南端である波照間島の、南側の岬一帯を高那崎と呼ぶ。切り立った断崖の先に島影はなく、ただ群青色の海が続いている。
 ここには日本の全都道府県から寄せられた石が並ぶ小道がつくられ、その先に「日本最南端之碑」が立っている。この碑は、復帰前の1970(昭和45)年に北海道から旅をしてきた大学生が自費で立てたもの。ほかに竹富町が建立した「日本最南端平和の碑」や「波照間之碑」があり、屈折式天体望遠鏡を擁する星空観測タワーもある。
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みどころ

琉球石灰岩の断崖が1kmも続くダイナミックな景観は、息をのむほどの迫力があり、島の北側に広がるニシハマのやさしい海とは対照的。「日本最南端之碑」「日本最南端平和の碑」は、島を訪れた記念に写真を撮る人が多い。また、ここは人工の明かりの影響をほとんど受けないので、晴れていれば「星空観測タワー」で満天の星を見ることができる。冬から6月初旬にかけては南十字星も見られる。
関連リンク 竹富町観光協会(WEBサイト)
参考文献 竹富町観光協会(WEBサイト)
『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社、1983年
『日本の島ガイド SHIMADAS』公益財団法人日本離党センター

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。